GSTAAD 2024 F
マテオ・ベレティニ(イタリア) VS カンタン・アリス(フランス)
ウィンブルドン終わりの今週は、ハンブルグ、バスタッド、グシュタードとクレーの大会が3つ、ニューポートでの芝の大会が1つと、4つの大会2つのサーフェスの非常にバラエティに富んだ週となっている。
1stセット、お互いに充実のサービスゲームを展開し第5ゲームまでキープが続く展開。序盤は静かな立ち上がりとなった。
第6ゲーム、ベレティニのサービスゲーム。ダブルフォルトやリターンエースにより、0-40とブレークのピンチを迎えるが、フォアの逆クロスの展開でのポイント、1stサーブのフリーポンと等でしのぎ、サービスキープ。
第7ゲーム、アリスのサービスゲーム。ベレティニはチャンスボールへのカウンターでのエース、バックのスライスを織り交ぜた粘り強いストロークでアリスのミスを誘う。サービスでのフリーポイントなどでアリスも挽回を図るが、ストロークにミスがでてこのゲームをベレティニがブレーク。
第8ゲーム 安定のサービスとフォア、ドロップショットでラブゲームでのキープ。
第9ゲームで雨が降り始め、ベレティニが中断を申し入れる。
ベレティニは2023年全米オープンでの足首のケガ等もあり、コートの状態が万全でない状態でプレーをすることに非常に神経質なのかもしれない。
約20分の中断後、ベレティニは高い集中力を見せ、アリスのストロークのミスを誘い、このゲームをブレーク。第一セットを6-3で先取。
2ndセット、ベレティニが第一ゲームを安定したサービスとフォアでキープ。
第二ゲームでアリスのストロークのミスが重なり、ベレティニがこのゲームをブレーク。
アリスは予選からの連戦の疲れが出ているのか、足が動いていない様子。
第三ゲーム、ベレティニのストロークが冴えわたる。二本のカウンターを決め、カンタンンにキープ。第一セットよりも一段ギアを挙げた印象。
第四ゲームもベレティニの安定したストロークとアリスのミスでベレティニがブレーク。
サービスとフォアの逆クロスでどうにか第六ゲームをブレークしたが、続く第7ゲームをベレティニがキープし試合終了。
ベレティニが全体を通してサーブ、フォア、リターン、ドロップ、ディフェンシブなスライスなど高い技術と集中力を見せた。